幼児期は人間にとって人生の土台が作られる大切なときです。キリスト教の聖書的な人間観に基づいて、身体・精神・知性のバランスのとれた成長を目指します。身体を作っていくためには、どのようなものをどのように食べるか、また健全な成長をうながすための身体活動(運動)を、年齢に即した遊び形式の中で計画的に行なっていくことなどが大切と考えます。
給食
全クラス完全給食となります。栄養士の管理のもとに、おやつも含めて幼児の健康上最適なものを提供しています。アレルギーのお子さんへの対応も、個別にしています。
献立表は前月末にお渡しします。ただし毎月第2火曜日(7~9月を除く)は、幼少時の経験(思い出)につながる手作り弁当を持参していただくようにしています。
食材はいろいろな問題をクリアしているのものを選んで、安全第一を徹底しています。調理は半製品を使用しないで、5人のスタッフで手作りをしています。また味付けも、敏感な幼児期に一生の基本ができますので、和風の薄めを心がけ、素材の味を感じられるようにしています。珍しいかもしれませんが、パンよりはご飯を基本にしています。年長児までにはほとんど好き嫌いはなくなります。食器類は高強度磁器(一部アルミ製のもの)を使用しています。いただく前にはお祈りをし、食事中のマナーも身につけていきます。
食育
シャローム保育園では、子どもたち一人ひとりが成長していく中で、心身ともに健康に保てる土台としての食習慣の確立に向けて、さらにはそれぞれの長い将来においても、自分で自分の健康を保っていけるような食生活を選びとれるような働きかけを目指しています。具体的には、自然の食材を用いることによって、各自が本来的に持っている鋭敏な味覚を壊さないように、発達させていくこと、楽しく食事をすること、成長の段階に応じたマナーを身につけることなどを日々の目標としています。
さらに食への積極的な働きかけとして、栽培収穫体験や調理体験などを通して、食を身近に感じ興味を持って、食に対する感性や知識を豊かなものにしていくことを目指しています。そのために四季それぞれに、食に関連する行事を行っています。(春:いちごジャム作り・サンドイッチパーティー 夏:夏野菜の栽培・収穫・調理 秋:芋ほり・焼き芋大会 冬:お餅つき大会)
体育
年中・年長クラスになると、体力もついてくるだけでなく身体的な巧緻性もだいぶ高まります。また精神発達的にも、身近な友人との関係性を築けるようになります。このころに適切な指導を得て、楽しく集団ゲーム感覚で体を動かす時をもつことは、身体の健全な成長だけでなく社会性の発達にも大きく寄与します。
園長がリードしています。園長は日本体育協会の公認ジュニアスポーツ指導員の資格を有しています。4歳・5歳児はそれぞれ週に一回、あざみ野西公園や保育園ホールで楽しみながら目いっぱい身体を動かしています。